ただのスイーツ作りに飽きたらサイエンススイーツに挑戦!子供となんでだろうと話しながら作ると想像力を育てられますよ。
サイエンススイーツってどんなスイーツ?
サイエンススイーツは、まるで理科の実験を行うような楽しさがあることで大人気です。親子で手作りスイーツに挑戦する家庭が増加しているそうですよ。子供から大人まで多くの人々を引き込むこのスイーツは、おいしさと楽しさを通じて身近な「科学」を学ぶ素晴らしい機会を提供しています。一見難しそうな「科学」も、「なぜ?どうして?」と想像力をかきたてながら料理に取り組むことで、楽しさ溢れる学びが得られます。自由研究の素材としても活用するのもおすすめですよ。そんなサイエンススイーツの作り方を紹介します。
振るだけでできる?振るだけアイスクリーム
・材料(2個分)
- 生クリーム: 200mL
- グラニュー糖: 15g
- バニラエッセンス: 適量
- 氷: 300g
- 塩: 30g
・作り方
- 大きなポリ袋に氷と塩を入れる。
- 小さなポリ袋に生クリーム、グラニュー糖、バニラエッセンスを入れる。
- 大きいポリ袋に小さいポリ袋を入れ、タオルでくるんで約3分間上下にフリフリ。
- 固まったらアイスを取り出して、皿に盛りつけたら完成。
振るだけアイスクリームを作る過程で、氷と塩の組み合わせを活用して急速に冷却する科学的なプロセスが隠れています。氷にかけた塩が氷を溶かし、それによって生じる冷却効果でアイスが形成されます。この原理を理解しながら、家庭で手軽に楽しむことができます。さらに、生クリームを他の乳製品に変えてアレンジすることで、味の違いを楽しむこともできますよ。簡単で楽しい手順を踏みながら、サイエンスの面白さを味わって見てくださいね。
色が変わるムースの不思議な世界
・材料
- 生クリーム: 100mL
- 牛乳: 50mL
- 顆粒ゼラチン: 4g
- ブルーベリージャム: 90g
- レモン果汁: 30mL
- グラニュー糖: 20g
- ブルーベリー(トッピング用): 適宜
・作り方
- 鍋に生クリームと牛乳を入れ中火で温め、ふつふつしてきたら火を止める。
- ゼラチンとブルーベリージャムを鍋に加える。
- 氷水にあてて冷やし、とろりとしてきたら容器に流し入れる。
- ブルーベリーをちらし、冷蔵庫で30分冷やして固める。
- 食べる前に、事前に作ったレモンシロップをかけて色彩変化する不思議なムースが完成
色が変わるムースは、ブルーベリーの色素「アントシアニン」が、酸性・中性・アルカリ性の物質と組み合わさることで異なる色に変化する不思議な性質を活かしています。酸性のものと混ざると赤く変化し、中性のものと混ざると紫色、アルカリ性のものと混ざると青色に変わります。レモンシロップの量を変えることで色の変化を楽しむこともできますよ。簡単な手順で作れるため、子供から大人まで楽しんで作りながら、科学の面白さを味わえるデザートです。
暗闇で光る不思議なグミ
・材料
- 砂糖: 5g
- ゼラチン: 大さじ5
- 黄色い栄養ドリンク: 400cc
・作り方
- 耐熱ボールに材料を全て入れ、レンジで20秒ほど加熱。
- よくかき混ぜて型に流し込み、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
普通の黄色いゼリーが出来上がりますが、グミをブラックライトで照らすと、栄養ドリンクに含まれるビタミンB2が光る特徴的な現象が起きます。これを通じて楽しみながら科学の不思議を学ぶことができます。
子供たちがサイエンススイーツを楽しむことで、科学の基本を学び、アイディアを考え出す楽しさや問題解決のスキルを身につけます。一緒に作ることで親子のコミュニケーションも増え、成功体験から自信もつきますよ。家族全体で楽しんで学べて子供たちの好奇心を刺激し、楽しみながら学ぶ良い機会を作っていきましょう。